用途から選択

食塩電解

陽極室より塩素ガス、陰極室より水素ガスを発生させ且つかせいソーダを生成します。

イオン交換膜法食塩電解は、陽極と陰極の間に、陽イオン交換膜を介した電解槽を用い、陽極室に精製塩水(塩化ナトリウム水溶液)を、また、陰極室にかせいソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液または純水を通液し、両極間に直流電流を流して塩素、かせいソーダ、水素を同時に生成する電解法です。

このページの先頭へ

海水電解

海水を直接電解して、次亜塩素酸ソーダを生成します。

海水電解は、海水を直接電気分解することにより、陽極で塩素を、陰極で水素を発生させると同時に、かせいソーダを生成します。これらの生成物が系内で瞬時に反応することで、海水中に次亜塩素酸ソーダを生成させます。このように、海水電解は、次亜塩素酸ソーダを生成させることで、海水中に含まれる微生物や貝類等の海洋生物の繁殖を抑え、取水配管内の海洋生物付着や管内閉塞を防止することができます。

このページの先頭へ

電気めっき(一般)

被めっき物に、各種金属のめっきを施します。

電気めっきは、導電性基体の表面に、銅・金・ニッケル・クロムなどの被膜を作ることで、基体の装飾や耐食性を高める目的で行います。この場合、被めっき物である導電性基体は、陰極として機能し、対極である陽極で、酸素ガスが発生します。

このページの先頭へ

電気亜鉛めっき / 電気スズ(錫)めっき

被めっき物に、亜鉛、スズ(錫)のめっきを施します。

電気めっきは、導電性基体である鋼板の表面に、亜鉛・スズ(錫)の被膜を作ることで、鋼板の耐食性を高める目的で行います。この場合、被めっき物である鋼板は陰極として機能し、対極である陽極で、酸素ガスが発生します。電気亜鉛めっき鋼板は、自動車・電気製品などに使用され、スズめっき鋼板は、食料・飲料用缶やドラム缶・ボトルキャップ、電気機器などに使用されます。

このページの先頭へ

電解銅箔

銅イオンを含む電解液で電解することにより、銅箔を製造します。

銅箔の製造は、大きく分けて電解方式と圧延方式があり、圧延方式は、電気銅を圧延と焼鈍の繰り返して行う工程のため、箔の長さや幅に制約があります。一方、電解方式は、回転する陰極ドラムに陽極を対向させ、銅イオンを含む電解浴中で電気分解することにより100μm以下の薄い銅箔を巻き取りながら製造します。電解方式は、前記の制約が少なく、より薄い銅箔を製造するのに長けており、リチウムイオン電池や、フレキシブルプリント配線基板向けなどの高性能な電子機器用途に使用されます。

このページの先頭へ

電解酸洗

熱処理などで鋼帯表面に生じた酸化スケールを、陽極/陰極の電解により除去します。

電解酸洗は、中性塩水溶液または酸性塩水溶液中において、鋼帯を陽極/陰極として配置し、電解を行うことにより鋼帯表面に生じた酸化スケールを除去するために行います。

このページの先頭へ

水電解

水の直接電解により、酸性水、アルカリ水を生成します。

水電解は、水または水道水に少量の添加剤を添加し、隔膜を介して電解を行うことで、除菌力に優れ且つ環境に優しい酸性水、洗浄効果のあるアルカリ性水が生成されます。これらの生成水は、医療・福祉、農業、食品衛生などの幅広い分野で使用されており、消臭、洗浄、ヘルスケアなどの日常生活に身近な分野でも多様に活用されています。

このページの先頭へ

電着塗装

金属製の被塗物に、被膜を均一に析出させます。

電着塗装は、水溶液または水分散性の塗料に被塗膜物を浸漬させた塗装浴中で、直流電流を流して被塗膜物に被膜を析出させる方法であり、自動車用ボディー、建材や電気機器部品などの塗装の分野で使用されます。

このページの先頭へ

お問い合わせはこちら

このページの先頭へ